千秋公園花見2007

2007年4月29日(日)


中土橋から県民会館脇を通り抜け、二の丸に登る坂の隣に小さなお堀がある。ここのお堀端に咲く桜は、決して大きくはないが、濃淡のピンクが二色のコントラストをなし、とても美しい。

二の丸入り口から本丸に向かって石段を登っていくと、平成になってから再建された表門(一の門)が現れる。この脇には御物頭御番所がある。この門をくぐると本丸になる。

表門をくぐりぬけ、すぐ右手に目を転じると、小高い堤があって、その上からは姿の良い太平山を眺めることができる。この日はあいにくの曇天で太平山は隠れていた。ふと目を下に転じると、湖月池の脇から登る石段に覆いかぶさるように桜が咲いている。ここはツツジも綺麗な場所で、石段の両脇にこんもり見える緑の葉はツツジである。

本丸から、北西角の千秋公園で最も高い場所に位置するお隅櫓を眺める。大きな桜が視界を遮って、お隅櫓は良く見えなかったが、そこがまた風情があって良い。

本丸から、先ほどは上から眺めた石段を二の丸に向かって降りてくる。桜の花が真上にあって、まるで桜のトンネルを降りてくるようだ。

二の丸にビニールシートを広げ、ネット仲間と花見の宴に興じる。周りには、ズラリと屋台の店が並んでいた。その中に、一際目をひく桜があった。それは、バナナチョコの屋台の上に覆いかぶさるようにして咲く桜だ。他の桜に比べると、花の密度も、色も濃く、とても目立っていた。

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