若葉の季節の水心苑(秋田市)

2002年5月12日
 雨の日曜日。妻の運転の練習がてら、秋田市郊外の金足地区にある回遊式庭園「水心苑」に出掛けた。雨のせいか訪れる人もなく、園内はひっそり静まり返って居た。静寂の中、滋養の雨を十分に吸い込んだ樹木や花々がみずみずしく輝いて見えた。雨の公園も存外いいものである。

※写真をクリックすると大きな写真が楽しめます。

藤の花 水心苑前にある藤棚。藤の花を近くで見ると、思いのほか大きな花びらである。紫色の花びらが雨の水を弾いて美しい。
藤棚の隣に咲いていたひっそりと数輪咲いていたあやめの花。これもまた可憐である。ここ水心苑は、6月になると、あやめ、花菖蒲、かきつばたなどの花が色とりどりに一斉に咲きそろう。 あやめの花
若葉の水心苑 苑内に入ると、真っ先に目に飛び込むのが、錦鯉が泳ぎ回る大きな池。池の向こう側に見える若葉が目に鮮やかである。晴れた日に見る若葉も綺麗だが、雨に濡れそぼっている若葉も、みずみずしくて美しい。
園内の林の中は苔生していた。雨に濡れて苔が青々と浮かび上がって見える。この苔の生き生きとした躍動感のある表情はどうだろう。 
白いハナミズキの花。後ろの杉林を背景に、ポッカリと浮かび上がって見える。存在感のある花である。
index