森吉山でキノコ採り
  1999年10月24日(日)

 こめつが山荘前で,最初に記念写真を撮る。まだ,全員元気で余裕顔。一人スパイク付き長靴を履いて本格的な格好をしているのが,林務出身のS氏。彼は,こめつが山荘前の沢山の車を見て,早く登りたくて気もそぞろの様子。ご飯を食べるのも,もどかしげに山へと入っていった。
 ウェアと背景がまぎれて,看板に顔が付いているように見える,独身T氏。表紙の写真を飾ったナメコが群生する倒木を発見したり,ゲレンデ内でさわもたしの群生を発見したりと,本日一番の活躍であった。

 ここは,スキー場の山頂近くのリフト降り場直下のゲレンデ。こんな所にキノコなんてある訳ないじゃない,との予想を見事にくつがえし,さわもたし(ならたけ)が群生していた。一同,一心不乱に収穫する。よく見ると,ここは,ゲレンデ整備のため,一面倒木が敷き詰められたようになっていたのであった。
 はるか下に白く輝いて見えるのが,スキー場の駐車場。よくぞ,ここまで登って来たものだと,一人,景色を楽しむボクでした。

 本日の収穫品。コテージ流し台のシンクが一杯になるほどの量で,とてもその晩は食べきれず,帰りの土産にもなった。

 森吉スキー場下の妖精の森,コテージラウルにて。今日の収穫品のキノコ鍋をつつきながら,一同乾杯。苦労して自分たちで採ったキノコの味は格別に美味い。何杯もお替わりして,満腹,満腹。
 昨日の寝不足と,今日の山登りの疲れ,温泉のほどよいぬくもりなどで,飲みはじめると間もなく心地よい睡魔が襲ってきた。眠りつ,飲みつしながら,夜は更けていく。

 翌日は,紅葉がピークを迎えているという太平湖まで,足をのばした。天気もよく,すごい人出で駐車場にも車を止められない状態。仕方なく通り過ぎて,比内町側に少し下りたあたりで,車を止めしばらく歩く。
 林務出身のS氏は,ここでもスパイク付き長靴に履き替え,背中にはリュックサック。山に来たら,常に収穫を求め,林の中へと入り込むのが習慣となっている様子であった。
 太平湖を眼下に見据え,遠くに昨日登った森吉山を眺める絶景のロケーションに,ボクは大満足。

 駐車場から眺めた紅葉と青空。真っ青な空を背景にして,紅葉した木々が美しいコントラストを見せてくれていた。

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