赤神神社五社堂界隈

2008年4月6日(日)

※写真をクリックすると大きな写真(640*480pix)が見られます。

 秋田方面から行くと、門前漁港の手前に絶好の海釣りスポット潮瀬崎海岸がある。そこには奇妙な形をした奇岩が多数横たわっているが、誰が名付けたのか、その形から「ゴジラ岩」と呼ばれている岩がある。特に、夕日が沈む頃は、ゴジラの口から火を吹いているように見えることから、写真家の人気の的となっている。写真でご覧のとおり、口や目があり、背びれも備えていて、本当にゴジラに見えてくる。自然の造りだす造形美には感服してしまう。
 ゴジラ岩でちょっと寄り道したあとに、門前の長楽寺に向かう。ここは、門前五社堂の入口に位置し、参拝客や登山客のための駐車場も備えている。

 長楽寺の宝物殿脇に、何気なく置かれている石仏。良くみるとユニークで可愛らしい。草木が生い茂っている場所に無造作に置かれている様が、何ともまあ鷹揚というか、いい加減というか。ここには何回も来ているが、これまでは気づきもせずに通り過ぎていたが、今回妻を伴って行って初めて妻が気づいた。

 長楽寺の宝物殿脇から、鬼が作ったとされる999段の石段を登っていくと、国の重要文化財に指定されている赤神神社五社堂に辿りつく。現存する5棟の建物は江戸時代中期の宝永7年(1710)建立で、平成10年から3年間、大規模な修理が行われた。この周辺は、カタクリやキクザキイチゲ、福寿草、菫、二輪草などの春の山野草で埋め尽くされており、まさにお花畑の様相を呈している。

 門前五社堂付近で見られた花の数々。春先に咲くスプリングエフェメラル(春の妖精)と呼ばれる花々が、五社堂までの参道を彩り、訪れる多くの観光客の目を楽しませてくれる。
エンレイソウ カタクリ
フクジュソウ キバナノアマナ
タチツボスミレ ナガハシスミレ
ニリンソウ キクザキイチゲ
 春になると決まって行く場所が、ここ男鹿市門前地区である。春の山野草を見るなら、ここほど沢山の花が咲いている場所は、そう多くはないはずだ。いつまでも、この自然を残しておきたいものである。
若木の萌芽

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