武家屋敷の枝垂桜を見たあと,インターネット仲間との花見の宴が予定されている檜木内川堤に向かった。檜木内川堤は,花見日よりの好天気に誘われたように,多くの花見客で賑わっていた。ここのソメイヨシノは,昭和8年,現天皇陛下誕生を記念して植えられたものだそうで,樹齢70年ほどになる。ソメイヨシノは短命種で,70年というと老木の部類になるのだそうだ。例年だと,ゴールデンウィークに見頃を迎えるここの桜も,今年はもう満開を迎えていた。
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延々と続く桜並木。川原は花見の場所取りのため,あちらこちらにビニールシートが張り巡らされていた。しかし,今年は時期が早まったせいか,その数は思ったほど多くない。これなら,わざわざ朝早くきて,場所取りするほどのものではなさそうだ。 |
寝転がって,堤の桜と青空を見る。真っ青な青空に,淡いピンクの桜が映えている。時おり色合いの違う桜が混ざっているのは,樹齢が違うせいだろうか。横になっていると気持ちが良くて寝てしまいそうである。 |
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老婆たちが,堤の桜の下で花見を楽しんでいる。何とも微笑ましい光景だ。 |
ポッカリと浮かんだ白い雲と,青い空,そして淡いピンクの桜。思いもかけぬこの素晴らしい光景に,天が与えたの配剤の妙味を感じた。こんな風景を人間は何度,目にすることができるのだろう。 |
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そんな青空の下,我々は心ゆくまで美酒を堪能した。ポカポカ陽気の中,屋外で飲む酒は,また格別である。 |
昼酒でフラフラになりながら駐車場まで帰り道。伝承館前の枝垂れが美しい。 |
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