藤里駒ケ岳、花トレッキング
(田苗代湿原)


2004/06/13
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 白神山地の藤里駒ケ岳直下に広がる田苗代湿原は、標高978メートルの位置にあり、様々な高山植物が咲き揃うお花畑である。この時期は、水芭蕉の群生が終わり、ニッコウキスゲの群生までの端境期にあたるが、それでもあちらこちらに可憐な花をたくさん咲かせていた。藤里駒ケ岳黒石沢登山口の駐車場から歩いて15分ばかりのところに広がるこの湿原は、散策気分で手軽に楽しめる雲上の別世界だ。

 木道を進むと、目の前にこんもりと盛り上がった山が見えてくる。これが、標高1158メートルの藤里駒ケ岳だ。この湿原の終点から頂上までは1.6キロの道のりで、約50分で登れるというが、今日は湿原の花鑑賞が目的だったので、あえて登らずにここで引き返した。
田苗代湿原やその周囲の登山道に咲いていた花の数々
ノウゴウイチゴ オオカメノキ(ムシカリ) シラネアオイ
ムラサキヤシオ イワカガミ ミツバオウレン
ニッコウキスゲ コキンバイ
???
エンレイソウ ミツガシワ チゴユリ
マイヅルソウ ナナカマド タニウツギ

スミレサイシン

???
この湿原が最も華やぐ時期は、7月上旬のニッコウキスゲが咲く頃である。その頃には湿原一帯が黄色に染まる。また、トキソウやゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラクなどの高山植物もその時期には顔を見せてくれる。今度は、ニッコウキスゲを目当てにもう一度来て見たいものだ。

ヒメアオキ

ショウジョウバカマ