象潟の元滝(象潟町)

2002年10月12日(土)


 今日から3連休。rumikoは実家に帰って家に居ない。娘たちは来週の中間テストに備えて家で勉強している。外を見ると秋晴れの良い天気だ。こんな天気を眺めていると妙に写心がうずく。
 8月に象潟中島台のブナの原生林を見に行ったが、象潟ではもう1か所行きたい場所があった。それが、よく観光パンフレットにも採用されている元滝。鳥海山の清冽な伏流水が、苔生した岩間を滝になって流れてゆく景色は、見た目にも涼しげで美しく、是非直接この目で見てみたいと思った。
 象潟には、奈曽の白滝という有名な滝もあるが、そこから鳥海山ブルーラインを少し行き、栗山公園入口を過ぎたあたりで脇道にそれると元滝入口にたどりつく。そこに車を置き、鬱蒼とした杉林を5分ほど歩くともうそこは元滝だ。

 元滝は決して大きな滝ではない。高さもせいぜい10メートル以内だろう。しかし、この息を飲む美しさはどうだろう。大小幾筋もの水の流れが絶え間なく、緑に苔生した岩の間を縫うように落下していく。

 いったいどこから流れてくるのだろうか。高さはそれほどでもないが、流域の幅は相当に広い。勢いよく流れ落ちる場所もあれば、ちょろちょろと細い筋となって流れている場所もある。ここはいつ来ても美しいが、新緑の青葉の頃、苔も青々としている時期に来ると、もっと綺麗な装いを見せてくれるかもしれない。

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