鳥海山登山2008年夏
2008年8月10日(日)
※写真をクリックすると大きな写真(640*480pix)が見られます。 登山道に咲く花々は、「鳥海山鉾立登山道に咲く花」のページをご覧ください。 |
秋田県と山形県にまたがる鳥海山には、いくつかの登山口がある。その中で、もっとも良く利用されているのが、象潟の鉾立口登山道だろう。鳥海山5合目の鉾立までは、国道7号から鳥海ブルーラインが通じているので、秋田市内から2時間足らずで行くことができる。このアクセスの容易さも人気のもとになっている。 |
9:25 | 9:32 | 9:34 |
七五三掛を過ぎると、登山道は二つのコースに分かれる。今回は、登りに夏もなお雪渓が残る千蛇谷コースのルートを取った。千蛇谷に至る登山道の北側(秋田県側)は切り立った崖になっている。遠くに見えるのは鉾立登山口脇に聳える稲倉岳(1554m)で、その先には日本海が遠望できる。 千蛇谷の雪渓コースから山頂を望む。外輪山の左手に位置するのが、鳥海山最高峰の新山だ。 |
11:09 | 11:39 | 11:49 |
鳥海山最高峰の新山山頂(2236m)に到着。狭い山頂には次から次へと人が登ってくるので、感慨に浸る間もなく、荷物を置いてきた御室まで降りて昼食を取る。ここには、大物忌神社が祀られており、新山山頂は目の前に見える。昼食を取ったあと、新山の対面にある七高山に向かう。七高山に取り付く急坂から新山を眺める。雪と岩山、青空と流れる雲。疲れを忘れさせてくれる風景だ。 |
12:07 | 12:07 | 12:08 |
下りは、登りとはコースを変え、七高山から外輪山コースを辿っていくことにする。登山道脇に咲いている紫の花はイワブクロである。振り返ると、今登ってきた新山(左)と七高山(右)が見える。 |
12:11 | 12:15 | 12:17 |
ほどなく、百宅口登山道の分岐に出る。真っ青な空のもとに、新山と七高山が並び立つ。遥かに続く外輪山の峰々。 |
12:20 | 12:29 | 12:31 |
行者岳を過ぎると、山形県側に巨大な雪渓が見えてくる。心字雪渓と呼ばれる場所だ。新山に取り付くようにして見える赤い屋根の建物が頂上御室だ。このたび、2年がかりの工事で水洗トイレも完成した。よくぞあんな場所に建物を建てたものだと感心する。外輪山登山道には、鳥海山固有種のチョウカイフスマが咲いている。 |
12:34 | 13:00 | 13:01 |
外輪山コースは狭いやせ尾根が続き、右手の千蛇谷側は絶壁が続くので、慎重に歩を進めなければならないが、眺望は抜群で見るべき場所が満載である。今回は下りで使ったが、七五三掛から文殊岳に至る急坂を凌げば、あとは雄大な風景を眺めながら、標高差のあまりない外輪山の3つのピークを通って行くことができるので、むしろ登りに利用する方が楽だったかもしれない。 |
13:04 | 13:05 | 13:40 |
ハクサンシャジン越しに見えるのは荒神ヶ岳から新山の峰々。文殊岳山頂には登山客のグループが見える。ここからの眺めも抜群である。七五三掛で休憩を取りながら、荒神ヶ岳から新山方面を眺める。右側には、文殊岳からの急な下りを降りてくる登山客の姿が見えた。 |