鳥海山登山2009年夏

2009年7月20日(月)

※写真をクリックすると大きな写真(640*480pix)が見られます。

7:24 7:28
 昨日までの暴風雨の影響で、まだ雲の多い7月3連休の最終日。鳥海山象潟口五合目の鉾立駐車場は、すでに雲海の上だった。

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 登り始めてすぐ奈曽渓谷が展望できる展望台に出る。この渓谷越しに鳥海山の山頂が聳えているのだが、この時間帯は見えなかった。ここまでは舗装しているので、革靴でも大丈夫。右の写真は、展望台近くの登山道に咲いていたクガイソウの花。

8:10 9:58
 六合目、賽の河原付近には残雪が残る。7合目の御浜小屋付近はガスの中にあって、まったく視界が利かず鳥海湖も見えなかったが、八合目を過ぎ、七五三掛(しめかけ)付近になると、ガスも晴れ、山頂が見えるようになってきた。七五三掛で出会った登山客は、昨日は山頂の山小屋から一歩の外に出られなかったという。おかげで月山に行く計画が無理になったそうだ。山行は天気次第なので、何事も計画通りにいくとは限らない。

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 七五三掛から先は、外輪山コースを取った。登山道脇に咲くのはイワブクロの花。後ろを振り返ると、御浜小屋付近では全く見えなかった鳥海湖や周囲の山々が綺麗に見渡せるようになった。綺麗な景色を眺めながら歩くと、疲れも感じないものだ。

10:21 10:26
 右手に目を転じると、雲海の向こうに山頂付近がひょっこり顔を出した月山が見えた。今度は月山にも是非登ってみたい。前方には、外輪山から鳥海山の山頂もくっきり見える。

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 登山道脇に咲くヨツバシオガマ。また、右下に目を向けると、鳥海湖から千畳ガ原に至る湿原がよく見える。次は、山頂を目指すだけではなく、天上の楽園と言われる千畳ガ原方面にも足を向けたいものだ。

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 雲海を下に見ながら、山頂に向かう。青空の下、足取りも軽い。

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 山頂直下の山小屋が見えてきた。頂上まで、あと少しだ。右は、ミヤマキンポウゲの花。艶々とした光沢の花びらが特徴である。

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 左はミヤマキンバイ、右はアオノツガザクラ。

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 左はミヤマリンドウ、右はイワウメ。

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 七高山直下にある大清水口からの分岐に到着。下界は雲海でまったく見えない。登山道には昼食休憩を取っている人たちもチラホラ見え始めた。

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 左はチョウカイフスマ、右はホソバイワベンケイ。チョウカイフスマは、鳥海山と月山にだけ生育する固有種で、鳥海山を代表する花だ。

11:37 11:41
 七高山山頂(左)と、七高山山頂から対面する新山山頂(右)を眺める。

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 七高山から少し下りたところで昼食を取る。新山と七高山が並び立って見える。

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 新山直下にある山小屋。屋根に泊り客の布団が干してあった。外輪山から鳥海湖に至る登山道を眺める。

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 下りも、相変わらず雲海を下に眺めながら歩く。岩肌にびっしりと張り付いた、チョウカイフスマなどの高山植物。鳥海山も花の山だ。

12:27 12:35
左は、コバイケイソウの花。雲海と青空。一本の登山道。こんな景色を見ていると、歩くのが楽しくなってくる。

12:38 12:54
下界は雲海に阻まれてまったく見えないが、上空には青空が広がる。右は、イワギキョウ。

13:33 13:40
左:ニッコウキスゲ、右:ハクサンイチゲ

14:09 14:51
 登るときには見ることができなかった鳥海湖が、眼下にくっきり見えた。右は、ミヤマカラマツの花。

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