勢至公園花見

2009年4月19日(日)

※写真をクリックすると大きな写真(640*480pix)が見られます。

 にかほ市金浦の勢至公園は、秋田県内で最も早く花見が楽しめるところである。しかも花見の時期は、背景に真白な雪を被った鳥海山も合わせて見ることができることから、例年大勢の花見客で賑わう。

 勢至公園内には、二つの大きな池があり、その周回路にいずれもソメイヨシノが隙間なく植えられている。ウォーキングしながら花も楽しめる、ウォーキング好きにとって格好の場所だ。

 公園内に一際目立つ円錐形の建物が見える。日本で初めて南極探検に挑んだ白瀬矗中尉の偉業を称えた白瀬記念館である。桜に飽いたら記念館に立ち寄って、スコットやアムンゼンらと南極探検を競った白瀬中尉らの苦行を偲ぶのも一興だろう。

 竹島潟の周りは遊歩道が整備されているので、とても歩きやすい。しかも道の両側に桜が植えられている。この日も夫婦やファミリーで歩いている人たちが大勢いた。

 白瀬記念館がある竹島潟を離れ、国道7号バイパスの上に掛けられた道路をわたり、もう一つの池、観音潟に向かう。勢至公園の花見というと普通はこちら側を指す。この日も、大勢の花見客が宴席を広げていた。こんもりと盛り上がった場所は、三嶽神社がある勢至山である。

 勢至山に登り、直下の観音潟を眺める。池の奥に広がるのは日本海。観音潟の周囲にもソメイヨシノが植えられているが、こちらの方が古い木が多いようだ。勢至公園の二つの池を桜を愛でながら歩くと、ちょうど1時間半ほどになる。健康ウォーキングにはちょうど良い距離だ。

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