矢島ひなめぐり

2012年3月17日
 矢島ひなめぐり1
毎年3月に開催されている「矢島ひなめぐり」。矢島は、旧生駒藩の城下町で旧家が多く、古い雛人形も数多く保存されていることから、町おこしとしてこのようなイベントが行われている。由利高原鉄道の終着駅、矢島駅に車をおいて、早速、ひなめぐりを楽しんだ。最初に訪れたのは、天寿酒造。ここに飾られているのは、今から142年前の明治2年に購入された古今雛。雛飾りの後ろにある屏風や、脇に飾られている押し絵飾りも立派である。・・・続きを見る
 矢島ひなめぐり2
旧佐藤政忠家に飾られている土人形の五人囃子。佐藤政忠家の復元工事の際、発見されたものだそうで、制作年代、由緒等は不明である。いつも見る雛人形と違い、素朴な味わいがある。五人囃子だけしか残っていなかったのは、誠に残念である。・・・続きを見る
 矢島ひなめぐり3
武田家には新旧2つの雛人形が飾られていた。右側に飾られているのが芥子雛だが、非常に保存状態がよく、芥子雛の特徴である艶やかな衣装がそのまま残されている。武田家は、「玉泉」という銘柄で酒造業を営んでいたそうだ。矢島では、今も「天寿」と「出羽の富士」の二つの酒蔵があるが、酒造業が盛んということは、湧水に恵まれた地ということなのだろう。・・・続きを見る
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