11月27日 (月)  大王製紙が来ない

ついに来るべきときがきたという気持ちですが,やはり釈然としない。
昭和63年に進出が決まって以来,すでに12年の歳月が流れてしまいました。将来の秋田進出に備えて,秋田の若者も随分大王製紙に就職したはずです。彼らはその後どうなったのでしょう。大王製紙進出のため,秋田北港沖を埋立てしました。その土地はどうなるのでしょう。日量15万トンにも及ぶ大量の工業用水を確保するため,玉川ダムに水利権を確保し,第2工業用水道を建設しました。その水はどうなるのでしょう。秋田県が大王製紙1社のために使った公費は膨大な額にのぼります。

ボク自身も,税務課時代には大王製紙の税収試算をし,情報統計課時代には工場進出の経済波及効果を試算し,総合政策課時代には工業用水の危機管理などを担当し,大王製紙のために随分と無駄な労力を費やしました。工業誘致担当者の労力は計りしれないものがあると思います。

いまさら何を言っても愚痴になるのでしょうか。それにしても残念です。