10月15日 (月)  OFF

日経ホーム出版から「日経おとなのOFF」という雑誌が創刊された。人生を豊かに生きるため,オフの時間をいかに有意義に過ごすかが見直されている証しだと思う。そういう意味から,県が掲げた「遊学3000」という発想は,時宜を得たものだということができる。寺田知事の発想の豊かさ所以である。これからは,オフをいかに生きるかでその人の価値が決まる時代。そういう意味からしてこの雑誌のコンセプトは理解できる。ただ,特集記事の「愛あふれる2連泊の宿」で紹介された宿の値段の高さには納得しがたい。1泊3万から4万の宿に男女二人で連泊できる層が果たしてどれくらいいるのだろう。また,男女二人に限っているのも気にかかる。読者層を子どもを育て上げ悠悠自適に暮らしている中高年の夫婦に絞っているのだろうか。と指摘したい点は多々あるが,こういう雑誌が生まれたことには拍手を送りたい。