11月2日 (金)  総合保健事業団の研修会

総合保健事業団の研修会が今日メトロポリタンで行われた。骨粗鬆症,前立腺癌,ハンセン病がテーマ。特にハンセン病は,青森の松丘保養所に今もいる元患者の方の講演。人間として,これほどひどい人権侵害を行ってきたことに対する,言い様も無い恥ずかしさを感じた。強制収容,断種なんて,まるで動物でも扱うような振る舞いを,我々はハンセン病の患者さんたちにしてきたのだ。とても恥ずかしい。

また,骨粗鬆症は女性高齢者特有の,前立腺癌は男性高齢者特有の病気だが,どちらも見逃せない現代的な病気で,とても興味深かった。現場で一生懸命病気予防や治療に取り組んでいる第一線の方の話が聞けたのは有益だった。そして元気付けられた。

研修会が終わって県庁に戻ったら,炭そ菌のテロが県内で起こったときの対応をどうするかで,みんなあたふたとかけずり回っていた。なぜか空しさを感じたが,いざというときのための格好の訓練にはなっているのかもしれない。

今日の歩数:9457歩