11月4日 (日)  全良寺

歩くのも平日は通勤という手段があるが,休日になると途端に歩かなくなる。ただ歩くと言ったって,無目的に歩いても面白くないし長続きしない。そこでハタと思いついたのが市内には名所旧跡が,かなりあるではないかということ。1時間から1時間半歩くことを考えたら,行動範囲はかなり広がるのである。しかも,車のように単に目的地まで往復するだけではなく,歩く道すがらに新たな発見があるかもしれない。そんな訳で,今日は官軍墓地がある八橋の全良寺に行ってみた。

秋田は戊辰戦争で官軍側に付いたため,奥羽列藩同盟の東北各県から攻撃を受け,県内各地で戦争が起こった。四方八方から攻め込まれ,窮地にたったところを救ってくれたのが,佐賀藩に代表される官軍の応援だった。その官軍兵士の戦死者を祀ったのが全良寺である。秋田に居ながら,全良寺に行くのは今日が始めてである。先々週は佐竹氏の菩提寺の天徳寺に散歩で行ったが,そこも中に入るのは初めてだった。秋田市内にあっても何気なく通り過ぎてしまい,一度も踏み入れたことがない場所は結構あるものである。

全良寺の官軍墓地は,ちょっと小高い場所に寄り添うように建てられていた。墓碑銘をみると全国各地の藩名が刻まれている。当初,ここに祀られたものの,遺族に遺骨を引き取られたものも数が多いという。それでも300くらいの墓石がひしめきあっていた。官軍墓地から西側上方にポカっと樹木が開けた空間があった。何だろうな,とそこまで登って行ったら,目の前に秋田市立体育館があった。市立体育館には,しょっちゅう行ったことがあるのに,全良寺の官軍墓地と隣り合っていたとは。これも新たな発見であった。

昨日の歩数:4519歩
今日の歩数:8437歩
1時間以上,早足で続けて歩くとかなりの運動になる。今日の8000歩は普段の1万歩よりは価値があるような気がした。