3月11日 (日)  古寺をゆく

小学館から,ウィークリー・ブックとして,「古寺をゆく」が刊行されている。今週までに6冊発行されているが,「法隆寺」「東大寺」「東寺」「中尊寺」「興福寺」「清水寺」と,どれも有名な寺ばかりで,一度ならず行ったことがある寺ばかりだ。写真がとても綺麗で,本屋で見るとついつい買ってしまう。全部買い揃えると50冊になるのだが,このまま全部買ってしまいそうな予感がする。

昨日,サティに行ったときも,本屋に立ち寄って「清水寺」を買い求めた。それを見た妻が,「何でそんな本を買うのか」と文句をいうのである。妻には,狭い部屋の空間を占拠するような買い物は許せないらしい。しかし,私には収集癖があるらしく,第1巻から毎週買い続けていると,どうしても買わなければいけないという,強迫観念のようなものが襲ってくる。これはもう病気といっていい。

この本を読みながら,いつか訪れてみたいという思いを胸に抱きつつ,日本の仏教史を学ぶというのも,そんなに悪い趣味ではないと思うのだがどうだろう。とにかく,美しい写真を見るだけでも,一読の価値はあると思う。