12月8日 (日)  哲学者

昨日は、県立大学で開催された「森を通じて人と自然とのかかわりを考える」というシンポジウムに参加した。このメインが内山節氏の講演。内山氏は群馬県上野村という純山村に住み、そこの人々との暮らしを通じて、人と自然とのかかわりあい、そして豊かな生とは何かを思索する哲学者である。哲学者という人間と会うのは初めてのことだが、話はとてもわかりやすく、そしてとても奥が深いものであった。講演では、人の生き方、労働観、自然と人間の関係を真摯にわかりやすく語りかけてくれた。シンポジウム終了後も、飯島の公舎集会室で学生らと膝を突き合わせて、夜遅くまで語り合った。久しぶりに学生の若く熱い意気込みに触れることもできたし、哲学者とも話すことができた。とても充実した、そして有意義な一日であった。