6月30日 (日)  日本の原風景

先日、テレビ番組で紹介されていた、茅葺屋根の集落が存在する五城目町の北の又集落に行ってきた。馬場目川上流にあって、世間から隔絶されたようにして存在するその場所に佇むと、まさに大昔の世界にタイムスリップしたような不思議な感覚におちいる。それでいて、小川のせせらぎが耳に心地よく響き、妙に懐かしい気持ちがした。日本の原風景に出会えた感じだ。

帰りは、バラの花が見頃を迎えているという井川町の国花苑に寄ってきた。国花苑はその名のとおり、数多くの種類の桜の花が咲きそろう桜の名所なのだが、バラ園もあるというのを先日の魁新聞の紹介記事で初めて知った。バラの花というと、幾重にも花びらが折り重なるような重厚ではでやかなイメージが強いのだが、それだけではなく「えっ、これがバラ?」というような、一重の可憐な花もあるのであった。

隣のパークゴルフ場では、真夏のような太陽が照りつけるなか、パークゴルフに打ち興じる人々の姿があった。空を見上げると、トンビが輪を描きながらゆうゆうと飛んでいた。