12月6日 (土)  日本人外交官銃撃事件

今回のイラクの日本人外交官銃撃事件は、とてもショッキングな出来事でした。そして、これほど心に感銘を受けたのも久しぶりのことでした。いま、この時期に日本人がこれほどまで使命感を抱いて、危険を顧みず、安全な母国をはなれてイラクの戦後復興のために頑張っていたなんて知らなかった。この報道に接して、同じ日本人として、自分のあまりに安穏とした暮らし振りが恥ずかしくなってきました。それと同時に自衛隊派遣に関して、自分の国の事情しか考えない日本人に対しても恥ずかしくなりました。戦争はもちろん大反対です。一刻も早く全世界が平和になってもらいたい。でも、その平和を勝ち取るためには、今回の奥参事官や井ノ上書記官のように危険を顧みず粉骨砕身して努力する人が必要なのだとあらためて思いました。

でも、二人の死はすごく悲しいけれど、果たして自分にはそれだけの使命感に燃える仕事にめぐり合えるのだろうかと思うと、二人に対して少しだけ羨ましい気持ちになりました。同じ男として、いつかは自分の死を賭せるだけの仕事を仕事をしてみたい。真にそう思います。

お二人に対して、心より御冥福をお祈りいたします。