7月26日 (土)  相変わらず忙しい毎日です

2週間くらい日記さぼってますね。この間、東京に2回、仙台に1回、能代に1回行ったかな。休みの日も、鳥海山に行ったり、湊祭りに行ったり、映画に行ったりと公私ともに忙しかった。充実してるのは良しとしましょう。

今日は、今週の月曜日に見た「アレクセイと泉」という映画の話。
チェルノブイリ原発事故で被害を受け、住民全員に退去勧告が出されたある村の話なんだけど、原発事故によって漏れ出た放射能がその村の大地草木すべてから検出されるのに、そこにコンコンと湧く泉だけからはなぜかまったく放射能が検出されない。その泉を中心として、いまだ55人の老人たちがそこで暮らしている。「親を残して村を離れることはできない」と、若者でただ一人村に残ったアレクセイの朴訥とした語り口がとても印象的な映画でした。そこに住む人たちは、完全に自給自足の暮らしをしていて、電気や水道、ガスもない。食料は自分たちでじゃがいもや小麦を作ったり、魚を獲ったりして確保している。また、誕生日など記念の日には家畜の鳥を屠刹してご馳走にする。原発なんてまったくかかわりのない暮らしをしている人たちが、原発の事故にあうという皮肉さ。現代人の暮らしって何なんだろうと改めて感じさせられた映画でした。ベラルーシの美しい映像を捉えたカメラワークも素晴らしい。数々の映画賞を受賞したのもうなづける映画でした。