3月17日 (水)  女子マラソンのオリンピック代表

高橋尚子さんの落選は残念だったが、選考レースの内容を考えると、今回のオリンピック代表選考は妥当なところである。問題は、陸連が過去にそういうはっきりとした選び方をしてこなかったということ。だから小出監督も、高橋尚子選手も、どこかに過信があったのだろう。今回事前に示されていた選考基準だって、とてもあいまいなものだった。あれなら、選考レースの東京国際女子マラソンで日本人1位だったし、過去の抜群の実績から判断して自分たちが選ばれないわけがない、と誤解してもおかしくはない。

でも、今回高橋選手を落としたことは、ある意味正解だと思う。日本陸連もやっとまともになってきたなと評価したい。次回以降もこの調子ですっきりした基準で選んでほしいものだ。そうすれば、誰も選考で泣く人はいなくなるだろう。