ホームページ開設にあたって


 このたびは,Kimura's Roomにお越しいただきありがとうございます。
 私とインターネットとの出会いは,今からちょうど1年前にさかのぼります。平成9年10月から10年3月までの半年間,私は東京麻布にある自治大学校に研修生として派遣されました。その卒業時に同期生の交流と親交のため,E-mailによるネットワーク網を構築しようとして,茨城県庁の高濱さんがホームページを作成しました。私もそのネットワークに加わりたいと思ったのが,パソコンをインターネットに接続しようとした直接の動機です。パソコンは,以前から持っていたのですが,インターネットについては,電話代に対する不安や,漠としたうさんくささのようなものを感じていて,それほど積極的になれませんでした。

 自治大から秋田に帰ってきたときには,職場である県庁の情報化も飛躍的に進んでおり,パソコンが一人一台の環境になっていて,インターネットにも接続されていました。職場のパソコンから,高濱さんのホームページにアクセスし,掲示板で活発な議論がされているのを見た時,これはもう絶対に自宅のパソコンもインターネットに接続しなくてはと,矢も盾もたまらない気持ちになったのでした。

 その後,入庁以来お付き合いのある,donpu氏こと佐々木三知夫さんが,たまたま隣室で勤務されており,私のパソコンに自分のホームページをブックマークしていったのが,インターネットにはまり込んでいった第2のきっかけです。

 donpu氏のホームページの掲示板から,高杉静子さんが運営されている「あきたNEWS」を知って,見ているうちにファンになりました。高杉さんとは,面識はありませんでしたが,平成9年度に勤務していた自治研修所で講師をお願いしていた関係から,井戸端ゼミナールとともに名前だけは知っていました。その高杉さんのホームページから,その掲示板に発言されている様々な方のホームページへと,渡り歩いていくうちに,私にとってインターネットが生活の一部になっていきました。

 その後,ただ覗いているだけでなく,自分もそれぞれの方が運営しているホームページの掲示板に発言するようになっていきました。掲示板で発言すると,自分の意見の行方が気になってきます。毎度のようにそれぞれのホームページにアクセスするうちに,自分もこのようなホームページを持てたらなあと,大胆な考えを持つようになってきたのでした。でも,果たして自分には他の人に伝えたい何があるのだろうか。ただ,闇雲にホームページを作ったとしても,ただ塵芥を増やすだけに過ぎないのではないか,自分にホームページの運営なんてできるのだろうか。随分と自問自答しましたが,結局は,自分の掲示板を持ちたいという思いに克てずに,とりあえず一歩踏み出してみました。

 まだまだ,拙い未熟者のホームページですが,読者の緒先輩に育てていっていただければ幸いです。どうか,これからも,よろしくお願いいたします。   

1999年3月21日(春分の日に秋田にて),木村雅彦