紅葉が里に下りてきた。角館の武家屋敷通りは、天然記念物となっている枝垂桜の花がつとに有名だが、どうしてどうして紅葉も捨てたものじゃない。いや、むしろ、桜の花見よりも、長い期間にわたり、色々な色が楽しめる紅葉の方が絵になるかもしれない。昨日(11/15)訪れたときは、すでに葉を枯らした木々が多かったが、真っ赤に燃えるようなモミジや黄色く色づいたモミジなど、まだまだ十分に楽しめた。観光客も沢山訪れていて、さすが秋田を代表する観光地である。(2008/11/16) INDEX / このページの先頭 |
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父の四十九日法要も無事終わり、封印していた山登りを再開した。花の季節は終わったが、ちょうど今は紅葉の季節。簡単に登れる場所として選んだのが、白神山地の世界遺産地域に登録されている二ツ森である。秋田県と青森県の県境にある二ツ森は、青秋林道の終点が登山口となっていて、そこから30分ほどの登りで山頂に到着できる。秋田県側から手軽に世界遺産が楽しめる場所とあって、人気の場所だ。この日は、快晴には恵まれたが、全体にもやがかかったような天気で、視界があまり良くなかった。それでも、紅葉した広大なブナの原生林を眺めることができて、大満足の一日だった。(2008/10/18) INDEX / このページの先頭 |
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鳥海山の登山ルートはいくつかあるが、アクセスが良いせいか、最も良く利用されているのが象潟口である。象潟口は5合目鉾立から登り始めて、1時間半ほどで鳥海湖のある7合目御浜につく。鳥海湖周辺はニッコウキスゲやハクサンイチゲの花々が群生し、一面のお花畑となる場所である。今回は残念ながら時期を失してしまい、ハクサンシャジンやニッコウキスゲ、オオハナウドなどの花々がちらほら見える程度であった。御浜から少し登り、扇子森付近から後ろを振り返ると、鳥海湖からこんもりと盛り上がる鍋森、その奥には御浜から稜線が連なる笙ヶ岳が綺麗に見えた。笙ヶ岳の先は、一気に日本海まで滑り落ちていく。この眺望のよさが鳥海山登山の素晴らしさである。(2008/08/10) INDEX / このページの先頭 |
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秋田の夏祭りといえば竿燈祭り。今年は、産業サポータークラブの人たちに誘われて、竿燈通りのほぼ中央に位置する「料亭志田屋」の二階から酒を飲みながらの見物となった。これまで、道路中央に仮設された指定席で見たことはあったが、料亭に居ながらにして見物する(こんな様子)のは初めてのこと。見上げることなく、同じ目線の高さに竿燈の提灯が見られるというのは、新鮮な感じがした。こんな最高の場所の予約を取ってくれた産業サポータークラブの人たちには感謝である。(2008/08/06) INDEX / このページの先頭 |
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乳頭温泉郷の一つ黒湯温泉から乳頭山に登る。乳頭山は秋田県側の呼称で、岩手県では烏帽子岳と呼ばれ、そちらの名称が国土地理院の正式名称にも採用されている。しかしながら、秋田人の私にとって、乳頭山はあくまで乳頭山なのである。今回は乳頭山と笊森山の中間に位置する高層湿原「千沼が原」も合わせて掛けた。秋田駒ケ岳から乳頭山までは1500メートル級の山々が連なり、稜線上を縦走コースが通っている。その縦走コースから眺めた乳頭山は穏やかな山容を示しているが、山頂直下は急峻な登りとなっているので油断はできない。(2008/07/19) INDEX / このページの先頭 |
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6月下旬の鳥海山は、まだ登山道の多くが雪渓に覆われていた。同行のO氏から軽アイゼンを借りて登るが、雪渓の上は見晴らしもよく、登山道に関係なく直線的に登ることができて、思った以上に快適だった。花登山が趣味の私は、これまで雪山には興味もなかったが、雪山を登る楽しさを経験して、改めて登山の面白さと深さを味わった。下りは、雪渓の上を滑るように下りてきたが、夏でもスキーやスノボを楽しんでいる人たちをみて、夏スキーもいいなと思った。来年はスキーかな。(2008/06/29) INDEX / このページの先頭 |
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このたび環境省で、平成の名水百選を選定したそうだ。秋田県からは、にかほ市象潟町の獅子が鼻湿原と元滝の2ヶ所が選ばれている。2つとも鳥海山の恵みである豊富な伏流水の流れ出る場所だ。元滝は、落差こそ10メートル以下と小さいが、苔むす岩の間を流れ落ちる滝の美しさは息を飲むほどだ。新たに駐車場も整備され、アクセスもしやすくなった。もう一つの名水百選である獅子が鼻湿原ともほど近い場所にあり、2ヶ所かけて訪れることも可能である。マイナスイオンを一杯に浴びて、リフレッシュできること請け合いである。(2008/06/07) INDEX / このページの先頭 |
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一人ブナの森を歩く。ブナの葉を通した柔らかな陽光(ひかり)が、体を優しく包み込む。日ごろ、デスクワークばかりで体を動かすことのない我が身にとって、これほどリフレッシュできる場所はない。ここは、秋田市太平山。低いところは戦後植林されたスギ林になっているが、ちょっと登ればブナの原生森に全山が覆われている。秋田市民が手軽にブナの恵みを体感できる場所だ。有名な白神山地に行かなくても、秋田はどこにもこのようなブナの森がある。何て贅沢なことだろう。 (2008/05/17) INDEX / このページの先頭 |
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ゴールデンウィーク後半初日の5月3日。妻は、この日だけしか休みが取れないという。せっかくなので、鳥海高原に夫婦で出掛けることにした。今年は桜の開花が早く、下界ではとうの昔に散ってしまったのだが、鳥海高原ならまだ咲いているかもしれないという淡い期待も描いて。その期待は、あっけなく裏切られてしまったが、いまだ全山に雪を被った鳥海山は朝日に輝いて美しい姿を見せてくれた。県内どこからでも仰ぎ見ることができる鳥海山だが、ボクは由利方面から眺める鳥海山がもっとも好きだ。旧矢島町生まれのDNAがなせる業かもしれない。(2008/05/03) INDEX / このページの先頭 |
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湯沢市横堀地区にある枝垂れの一本桜。隣接する白山神社にちなんで「おしら様の枝垂れ桜」と呼ばれ、地域住民に親しまれている。樹高が約10メートル、幹周り3.5メートル、枝張りは東西、南北とも約19メートルと立派なもので、花をたわわに咲かせた均整の取れた姿は息を飲むほどの美しさである。樹齢が200年弱と推定され、湯沢市の天然記念物にも指定されている。近年、人気が増してきて、臨時駐車場や幟旗などの目印も備えられるようになってきた。例年は、ゴールデンウィークが見頃だが、今年は桜の開花が早く、この日(4/26)は散りかけていた。それでもこの美しさには、秋田から高速を使って駆けつけるだけの価値は十分にある。(2008/04/26) INDEX / このページの先頭 |
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男鹿市船越から船川港に抜ける国道101号バイパスにある生鼻崎(おいばなざき)トンネル。そのトンネルの切り立った崖の上にあるのが国指定史跡の脇本城跡である。脇本城は中世の山城跡で、天正年間、安東愛季(ちかすえ)が大規模な整備したことが知られている。標高100メートルほどの台地の上に登ると、目の前に日本海が広がり眺望抜群だ。建物の跡地だけが広がる何もない場所だが、それが歴史空間の想像の翼を広げさせてくれる。(2008/04/06) INDEX / このページの先頭 |
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綺麗に晴れた土曜日。春を求めて、秋田で最も春の訪れが早い、本荘由利方面へ出掛けた。午前中はもやっていて遠景が良く見えなかったのだが、昼過ぎ頃から鳥海山がくっきりと良く見えるようになった。早速、鳥海山のビューポイントの一つである仁賀保高原ひばり荘を訪れた。そこの駐車場からみた鳥海山は、まだ全面に雪をかぶり、冬の衣装そのままだった。鳥海山の姿はいい。雪をかぶった全面真っ白な姿は特にいい。もう少したつと、平野部で桜が咲き出す季節がやってくる。雪の鳥海山をバックにしてみる桜の花見が、今から楽しみである。(2008/03/22) INDEX / このページの先頭 |
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久しぶりに好天気に恵まれたので、今日の散歩は少し距離を延ばして、日本海の浜辺まで歩いてみた。雄物川の堤防は遊歩道として整備され、はるか日本海まで続いている。そのためか、私と同じように、浜辺まで散歩をしている人も見られた。犬の散歩をしている人も沢山いる。雄物川河口を歩いていると、夕日がちょうど雄物大橋に指しかかった。絶好のシャッターチャンス。このあと、夕日は雲間に隠れてしまい、日本海に沈む姿は見られなかったのは少し残念であった。 (2008/03/02) INDEX / このページの先頭 |
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週末になると家の近所を健康ウォーキングとしゃれこんで散歩している。中でもよく行く場所が、家から歩いて15分ほどの場所にある雄物川である。新屋線のバス路線が走る雄物大橋から川淵に降りると、何やら光る物体がある。何だろうと近づいてみると、木の棒に氷が纏わり付いた不思議な造形だった。このような氷の造形物が、周りにはいくつもある。自然の醸し出す風景は、人間の想像をはるかに超えるものだと感動させられた。振り返って、雄物川河口を眺めると、傾きかけた太陽の光が川面にキラキラと光って、とてもキレイだった。(2008/02/17) INDEX / このページの先頭 |
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毎年、この時期になるとブルーメッセ秋田(潟上市)で開かれる「世界の蘭フェア」。県内の愛好家たちが育てた蘭の入賞作品も同時に展示されていて、大勢の観客で賑わっていた。滝の流れのように展示された様々な種類の蘭の数々。白、赤、紫、黄、青、ピンク。実に様々な色があるものだ。これなら、ランに魅せられる人が多いのも頷ける。まあ、ボクは人が作った花を見ているだけで十分だが。(2008/02/09) INDEX / このページの先頭 |
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今年から健康づくりのためウォーキングを始めた。目標は1日1万歩である。平日ならば、徒歩通勤をすることで、1万歩稼ぐのはそれほど苦にはならない。ところが休日となると、何か目的を見つけ意識して歩かないと、1万歩を達成するのは容易なことではない。そこで、趣味の写真撮影を兼ね、新しく手にしたデジタル一眼レフ片手に、自宅周辺をカメラ散歩してみることにした。手始めに、この土曜日は秋田市内を流れる太平川まで歩いた。ここは、堤の両側にソメイヨシノが植えられていて、春になると花見客で賑わう場所である。当然のことながら、冬の今は桜は咲いていない。その代わりと言っては何だが、冬の使者である白鳥が羽を休めていた。これは絶好のシャッターチャンス。早く飛び立ってくれないかなと、待つことしばし。ところが、敵もさるもの、なかなか飛び立ってくれない。しょうがなく、優雅に川面を泳ぐ姿で我慢することにした。いつかは、飛び立つ姿をカメラに収めたいものだ。(2008/01/19) INDEX / このページの先頭 |
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秋田市の千秋公園内にある弥高(いやたか)神社。江戸時代に活躍した秋田出身の国学者平田篤胤と経世家佐藤信淵を祀った神社である。今年の冬は雪が少ないが、それでもうっすらと雪の積もった千秋公園を訪れる人は少ない。正月3が日は大勢の初詣客で賑わう弥高神社も、この日はひっそりと静まり返っていた。中に、幼い子どもを連れて参拝する若夫婦と、中学生のグループが一緒に手を合わせていたのは、微笑ましい光景だった。(2008/01/12) INDEX / このページの先頭 |