香川県を歩く

2010年10月16日〜18日
 香川県を歩く1 -瀬戸大橋-
 自治大学校政策課題グループの同窓会が、四国の香川県で開催された。この会は、グループメンバー6人による持ち回りで毎年開催している。香川県での開催は、卒業した翌年の平成11年に開催されて以来11年ぶりのこと。会合は10月16日(土)夜の予定だったが、せっかく妻も同行して四国まで行くことだし、月曜日休暇をもらって16日から18日まで2泊3日の日程で香川県を旅行することにした。・・・続きを見る

 香川県を歩く2 -栗林公園-
 国の特別名勝に指定されている栗林公園は、高松市内の紫雲山を借景にした広大な面積をもつ日本庭園である。公園の沿革は、元亀、天正の頃、この地の豪族、佐藤氏によって築庭されたのを起に、生駒氏、松平氏と引き継がれ、延享2年(1745年)に完成されたという。明治維新によって、新政府に引き渡されるまで、松平家11代228年間、下屋敷と使用されたものである。・・・続きを見る

 香川県を歩く3 -直島1-
 香川県2日目の日曜日は、瀬戸内国際芸術祭2010が開かれている瀬戸内海の7つの島の中で、メイン会場となっている直島に行くことにした。芸術祭が10月一杯で終了するということもあって、直島は大混雑が予想されていた。そのため、ホテルでの朝食をあきらめ、朝6時半にタクシーで高松港に向かい、7時50分発の臨時便のフェリーに乗ることにした。港には6時40分に着いたのだが、すでに切符を買い求める人たちの長い行列ができていた。・・・続きを見る 

 香川県を歩く4 -直島2-
 地中美術館は、安藤忠雄の建築と、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・ダレルの3人の芸術作品が恒久展示されている美術館である。安藤忠雄の建築は、空間の切り取り方が独特で、何の変哲もないコンクリート打ちっ放しの建物ながら、青空とのコントラストが絶妙である。・・・続きを見る

 香川県を歩く5 -直島3-
 直島の玄関口、宮浦港では草間弥生の赤南瓜が出迎えてくれる。この彫刻を見ると、直島に来たことを実感する。手前に何気なく置かれた丸いソラマメのようなベンチも可愛らしい。・・・続きを見る

 香川県を歩く6 -玉藻公園-
 高松港近くの海沿いにある玉藻公園は、国史跡に指定されている高松城跡である。高松城は、豊臣秀吉から讃岐一国を与えられた生駒親正が築城したもの。その後、4代目の生駒高俊の時代に御家騒動により、生駒氏は出羽の矢島藩に転封され、その後この地に入ったのが、松平頼重である。頼重は、徳川家康の孫で、水戸家を継いだ水戸光圀の兄にあたる。そのため、高松藩は水戸藩と深い関係にあり、相互に養子のやり取りをしながら、両藩が一体の関係を続けながら幕末を迎えている。幕府からもとても家格の高い藩として扱われていたそうだ。・・・続きを見る
 
 香川県を歩く7 -善通寺-
 香川県3日目の18日月曜日は、JR高松駅から特急で善通寺へ向かった。高松駅は、もと岡山県宇野市との連絡船との間を結ぶ接続していた場所なので、すべての電車はここが起点(終点)となっている。そのため、改札口を抜けると、階段を上り下りせずに、そのまま末広がり状に広がる各乗り場に行くことができる。重い荷物を抱えた身にとって、これは便利である。また、かつて宇高連絡船の中で営業していた連絡船うどんが、連絡船廃止後20年以上経つのに、今なお駅中で営業を続けているのは、とても懐かしい思いだった。・・・続きを見る
 
 香川県を歩く8 -こんぴら参り1-
 善通寺駅からJRの普通電車に乗って5分で琴平駅に到着。こんなに近いのだから、こんぴらさんと善通寺はセットで楽しみたいところだ。今回は、琴平駅に11時前に到着したので、荷物を駅手荷物(というか改札口の駅員さん)に預けて、頑張って奥社まで目指すことにした。途中、「これがあると楽だから、持っていきなさい」と土産物屋のオバさんに言われ、なかば無理矢理杖を手渡された。しかしながら、むしろ歩行には邪魔になったし、杖を返すときに土産物を買わされてしまったので、断れば良かったと後悔した。後悔先に立たずではあるけれど。・・・続きを見る
 
 香川県を歩く9 -こんぴら参り2-
 こんぴらさんには、動物関連の銅像がたくさんある。これは、「こんぴら狗」と呼ばれる何とも可愛らしい銅像。
 江戸時代、庶民は神仏への参拝に限って旅行が許されていた。中でも、お伊勢参り、こんぴら参り、本願寺参りが庶民の人気であったという。しかしながら、日本各地からこれらの社寺への参拝の旅は大変なこと。そこで、当人に代わって旅慣れた人が代理で参拝に行く「代参」がはやった。 ・・・続きを見る 
 香川県を歩く10 -こんぴらさん文化ゾーン-
 こんぴらさんの参道を歩いていると、黄色い看板に「しあわせさん、こんぴらさん」というキャッチコピーが書かれたものが至る所で見られる。「幸せの黄色いハンカチ」にあやかったというわけではないだろうが、黄色は“幸せ色”ということなのだろうか。黄色いお守りも随所で売られていた。・・・続きを見る

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