鎌倉と横浜を旅する

2010年6月26日〜27日
 雨の鎌倉 -円覚寺1-
 JR東日本の「大人の休日倶楽部」12000円乗り放題チケットを使って、娘が住む横浜に遊びに行ってきた。一泊二日の慌ただしい日程だったが、せっかくの機会なので、アジサイが見ごろとなっている鎌倉まで足を伸ばした。鎌倉小旅行の起点は、北鎌倉駅前の円覚寺。円覚寺といえば、夏目漱石の「門」に登場する「山門」が有名だ。石段を登りながら、その巨大な山門を見上げる。雨の中に屹立する姿は、何とも言えない荘厳さに満ち溢れていて、思わず粛然とした気持ちになる。・・・続きを見る

 雨の鎌倉 -円覚寺2-
 円覚寺は臨済宗円覚寺派の総本山で、1282年、無学祖元を開山の祖として創建された。観光地にありながら、今なお、熱心な修行寺であり、一般市民向けの座禅会が定期的に催されている。仏殿の隣には、茅葺屋根の美しい建物がある。「選仏場」と呼ばれ、僧侶が坐禅を組み、悟りを開いて仏になるための道場ということだ。・・・続きを見る

 雨の鎌倉 -東慶寺-
 円覚寺の次は、縁切り寺として知られる「東慶寺」に向かう。江戸時代、女性が離縁するために駆け込んだ寺だ。ここも、アジサイの花が、とてもキレイだった。・・・続きを見る 

 雨の鎌倉 -浄智寺-
 東慶寺から建長寺に向かう途中、横須賀線踏み切り手前の右手にあるのが、鎌倉五山第4位の浄智寺である。ここの山門は、上層が鐘楼となっている珍しいもの。意匠も中国風で、変わった形をしているのが特徴だ。山門手前には、アジサイがちょうど見ごろとなっていて、風変わりな山門を一層引き立てていた。・・・続きを見る

 雨の鎌倉 -明月院1-
 アジサイ寺として知られる「明月院」は、境内全域に植えられているアジサイの花目当てに、この時期すごい人出に見舞われる。この日、鎌倉の寺の中でも、この明月院が一番の混雑だった。・・・続きを見る

 雨の鎌倉 -明月院2-
 明月院の境内のほぼ中央に位置する方丈。今回は、ここで引き返してしまったが、この奥に日本庭園があり、花菖蒲が咲いていることを、後から寺のパンフレットで知った。パンフレットを見ながら歩いていれば、きっと奥まで行っていただろうに、誠に残念だった。今度来たときは、忘れずに行かなくては。・・・続きを見る
 
 横浜中華街 「永華楼」
 雨の鎌倉を散策したあと、夜は娘が予約した横浜中華街の「永華楼」で食事をした。中華街の店の中でも、一際、中華風の豪華なデコレーションを施した店で、入るのに躊躇してしまうような雰囲気だった。・・・続きを見る
 
 横浜みなとみらいの夜景
 横浜中華街で食事をしたあと、大桟橋でみなとみらいの夜景を見せたいと、娘がいう。しかし、歩くと20分くらいかかるので大丈夫かと心配そうに話す。重い荷物を抱えて鎌倉を歩いたため、その時は実際かなり疲れていた。しかしながら、ここで歩かないのは父親の沽券にかかわる、と格別大層なことを考えたわけではないが、なあに大丈夫だからと見栄をはって大桟橋まで歩いた。・・・続きを見る
 
 横浜港 シーバス
 「みなとみらい」から「山下公園」まで、昨日歩いた場所を、シーバスを使って海上の道を辿ってみることにした。海から眺める「みなとみらい」の風景。見る位置が変わると、また趣も違ってくるから面白い。梅雨空の影響からかもしれないが、海の色が濁っているのが、少し残念だ。・・・続きを見る 
 横浜元町
 ウィンドウショッピングする妻と娘に付き合って、おしゃれな店が立ち並ぶ横浜元町を歩いた。元町の通りは、路上パーキングを道の左右交互に取り入れて、車が真っ直ぐ走れないようになっている。道幅も狭いし、これなら道路の両側に並ぶ店も、道を走る車が邪魔せず、一体感を持ったストリート展開が可能だ。ところどころにベンチが置かれていたり、花が植えられているのも嬉しい。これで、妻たちのウィンドウショッピングに、手持ち無沙汰にならずに付き合えるというもの。・・・続きを見る

旅の空から目次