酒田市飯森山公園あじさい祭り

2007年7月1日
 山形県酒田市の飯森山公園は、あじさいで有名な公園である。公園内には日本を代表する世界的写真家、土門拳の写真を展示した「土門拳記念館」もある。酒田は秋田市から車で2時間ほどの距離にあるので、あじさい祭りが開催されているこの日に妻と酒田まで出掛けてみた。
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 飯森山公園にあるアジサイの数々。どれくらいの数があるのかわからないが、池の周囲に配置されたアジサイの数は、種類、量とも相当なものである。よくアジサイの根元をみると、水遣り用の配水管が施され、定期的に水が流されているのだった。それに掛かる経費も相当なものだろう。池の端には、花菖蒲園もあった。
土門拳記念館 山居倉庫
 土門拳記念館は、個人の写真家のための写真美術館としては、全国唯一のものである。酒田市出身の土門拳が、自分の写真をすべて酒田市に寄贈して実現した記念館である。この日は、「世界の子ども」をテーマにした写真が多数展示されていた。古寺や仏像の写真のイメージが強かった土門拳が、子どもの写真も沢山撮っていたのには、少し驚いた。もっとも印象的だったのは、企画展で展示されていた「ヒロシマ」と題する写真。それは原爆後遺症に苦しむ原爆病院の患者たちの写真であった。1957年撮影の写真というから戦後10年以上経過した写真だが、改めて原爆の恐ろしさを目の当たりにした。
山居倉庫 ケヤキ並木
 飯森山公園でアジサイを楽しんだあとは、山居倉庫に立ち寄った。酒田といえば山居倉庫というくらい、酒田を代表する観光名所だが、この日も多くの観光客が訪れていた。ここで昼食を取って秋田への帰路へついた。午後1時から始まるにかほ市でのTDKSCの試合に間に合うように。
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