秋田駒ケ岳
花登山

2004/06/27

駒ケ岳を代表する花「コマクサ」 ※写真をクリックすると大きな写真が見られます。 8合目駐車場から駒ケ岳山容を望む。いざ出陣。
しばらく登ると、見晴らしの良い場所に出る。直下には、スタート地点の8合目駐車場が見える。向かい側に見える山は笹森山と湯森山。 山頂直下に広がる阿弥陀池までは、8合目駐車場からちょうど1時間。左手に女目岳(駒ケ岳最高峰1637.4m)が青空の下にくっきりと見える。最高の天気に恵まれた。 横岳分岐付近から、小岳、馬場の小道方面を見下ろす。
横岳山頂から女目岳を望む。ここで昼食をとる。 横岳から大焼砂方向へ進む。火山礫にはタカネスミレの群生が見られるが、少し時期が遅かったようだ。 小岳と馬場の小道が大分近づいてきた。
大焼砂をトラバースする。真っ黒な細かい火山礫だが、ここにもコマクサやイワベンケイなどの緑が見える。 大焼砂を過ぎるとチングルマの群生が広がる馬場の小道にでる。ここには、チングルマだけではなく可憐なヒナザクラも群生している。登山道には木道が設置されていて歩きやすい。ここで昼食をとっている人たちも何組か見られた。
それにしても、この馬場の小道の両側に広がるチングルマの群生の素晴らしさは、言葉ではとても語り尽くせない。是非一度現地を訪れて、実物を見てもらいたい。神々しいほどの美しさである。人はここをムーミン谷と呼ぶ。 馬場の小道から男岳分岐までは急峻な登りが続く。何度か途中で休憩をとり息を整える。今歩いてきた馬場の小道が美しい。
急峻な登り坂の両脇には、ミヤマキンバイ(左の写真)やシラネアオイ、ミヤマキンポウゲ、ムシトリスミレなどが咲いていて、目を楽しませてくれる。もう少しあとになると、ここ駒ケ岳が南限とされるエゾツツジも咲き始める。大焼砂から馬場の小道、駒池を経て、男岳分岐に至る登山道は、花の百名山、秋田駒ヶ岳を代表する花のトレッキングコースである。

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