平成19年度 第14回定例会 兼忘年会
「秋田県たざわこ芸術村ラウンド」

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開催日:平成19年12月22日(土)
場所:秋田県仙北市「たざわこ芸術村」
参加者名簿  
 講師のトップバッターを務めるのは、秋田県総合食品研究所研究員の高畠聡さん。めぐみネットワークの会員でもある。高畠さんからは、「地域ブランド構築の試み 〜秋田純米ブランドについて〜」と題して、お話してもらった。
 100%秋田産の米粉と世界遺産白神山地で育まれた白神こだま酵母を使用して丁寧に焼き上げられた「あきた純米パン」。今回は試食品を持ち込んでもらい、その味を堪能させてもらった。その他、高畠さんは、秋田産米を使ったシフォンケーキやマドレーヌなどの洋菓子など「秋田純米ブランド」の研究開発とマーケティングに努めている。
 高畠さんによると、「ニッチ・マーケティング」と「マーチャンダイジング」が、これからの秋田県食品産業のキーワードだそうだ。
 さらに、地域の公設試験研究機関には、論文に終わるだけの研究ではなく、提案営業型の試験研究が求められている。「人はヤギではないので“紙”は食わない!“食べ物”をつくれ!」とのお叱りの言葉を肝に銘じているという。
 2番手に登場したのは、秋田清酒(株)で海外と東京営業を担当する伊藤明子さん。特に、海外では、日本酒セミナーやお酒と御料理のマッチングなどを提案して、日本酒の海外進出に努めている。今回は、「海外の日本酒事情」と題して、アメリカ、イギリス、フランス、アジアの日本酒事情についてお話してもらった。
 伊藤さんは利き酒師としても活躍されていることから、大吟醸酒、吟醸酒、純米酒、本醸造など、それぞれの日本酒のタイプごとの特徴についても話してもらった。第2部の懇親会にもつながるとても参考になる話だった。
 さらに、「和らぎ水」のすすめということで、日本酒の合間にチェイサーとして水を飲むことによって、口の中もスッキリし、あらためてお酒も料理も美味しくなるし、お酒の代謝が早くなり、二日酔いになりにくいという。これについては、その晩早速実践している人が居たことはいうまでもない。 
 講師のしんがりを務めたのは、秋田県議会議員の門脇光浩さん。門脇さんは、西木村(現仙北市)役場職員から県議会に転出された方である。
 門脇さんは、役場勤務時代、1ヶ月職場を休み、ユーラシア大陸を一人で旅した。この体験が、地域活動に目覚めるキッカケとなったそうだ。
 その後、地元で地域づくり青年グループ「サラダハウス」を設立し、田沢湖畔でロックコンサートを開催したり、田沢湖での湖上結婚式、田沢湖バルーン大作戦など数々のイベントや物産開発、ボランティア活動などを手掛けられた。ロックコンサートでは大赤字を個人で引き受けられたそうだが、そのとき一緒に背負ってくれたのが現在の奥様ださそうだ。
 平成10年には、全国から不要になった本を募って「全国ありがとう文庫」を開設して、その管理者となっている。
 門脇さんからは、これら地域活動にまつわるエピソードや思い出話などを、ユーモアたっぷりに話してもらった。
 今回の参加者は総勢33名。年末の忙しい中を多くの参加者に集まってもらい、感謝である。この会員相互の絆がこの会の大きな強みでもある。最近、北東北連携に対する3県の思いが弱くなっているように感じられるが、このネットワークは大事にしていきたいものだ。
 第2部は、毎回欠かさず参加していただいている岩手県の竹内副知事の挨拶からスタートした。バックにある「絆」という文字が、我々めぐみネットワークを象徴するようで、印象深い。
 続いて、めぐみネットワーク会長の青森県西堀さんから乾杯の音頭。後ろに見える山の絵は、岩手山だろうか。
 たざわこ芸術村は、第3回の北東北知事サミットが開催された場所である。めぐみネットワークの会合も、記念すべき第1回定例会の開催を始めとして、今回が3度目のたざわこ芸術村での開催となる。
 そのたびに、わらび座の劇団員さんから懇親会の場を盛り上げてもらっている。ありがたいものである。
 会員から急遽、菊地公英さん、佐々木恵子さん、中村恭香さんも加わって、一同大盛り上がり。へっぽこカメラマンがその動きについていけず、不興をかってしまったが、そこはご愛敬ということで、ご勘弁を。
今回の参加者名簿
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