平成21年度 第16回定例会
「下北半島下風呂温泉ラウンド」

TOP
定例会
連携ウオッチング
リンク集
参考資料
開催日:平成21年7月4日(土)
場所:青森県風間浦村下風呂温泉「ホテルニュー下風呂」
参加者名簿  
 かねてから、北東北3県の突端、下北半島の大間で、めぐみネットワークの会合を開催したいとの要望に、青森県幹事の皆さんが応えてくれて実現したのが今回の下北半島ラウンド。残念ながら、大間は宿の収容人数の関係で無理だったため、隣接する風間浦村の下風呂温泉での開催と相成った。

 今回のテーマは、
「人の心に火をつける 〜下北の女魂〜」

 西堀会長の挨拶のあと、地元で活躍する二人の女性のお話を伺った。
講演(1) 長谷 雅恵 氏
  下風呂温泉女将の会 まるほん旅館女将

 東京からUターンして10数年、離れてそして帰ってきて初めてわかった故郷の良さ。この気持を皆に気付いて欲しくて日々奮闘。家業の温泉旅館の女将修行の傍ら、下風呂温泉の良さを多くの人に知ってもらうため、風間浦村観光協会、下風呂温泉女将の会などで活躍中。

 風間浦村は、大間のマグロに対抗して、地元で取れるイカをシンボルにして売り出している。下風呂温泉前の漁港には、観光客がイカのオーナーとなって競うイカサマレースが毎日開催されている。

 長谷さんが着ているのは、イカサマTシャツ。これも、大間のマグロTシャツに対抗したもの。

 下風呂温泉の宿泊客には、「遊めぐり手形」を発行し、各温泉の泉質の違いを楽しめる工夫を凝らすなど、温泉街全体で、まちの活性化を図っている。

 また、まるほん旅館に伝わる「湯治十戒」なるものを紹介していただいたが、その中で「煎茶飲むべからず」というのがあって、何故???という疑問マークが頭の中を占領した。時間がなくて、質問できなかったのは誠に残念。
講演(2) 島 康子 氏
  まちおこしゲリラ・あおぞら組組長

 慶応大学法学部卒業後、(株)リクルート入社。東京、仙台での生活を経て平成10年春Uターン。ふるさとの「濃さ」に圧倒される。大間がドラマの「私の青空」の舞台となったことをきっかけに、面白がりたい気持が爆発。平成12年2月、まちおこしゲリラ集団「あおぞら組」を結成、HP「なまなま大間通信」を開設。情報発信によって地域を元気にする。

 函館・大間航路の津軽海峡フェリーを守るため「旗ふりウエルカム隊」を結成して、「よ〜ぐ来たの〜」と搭乗客に旗をふる。

 「マグロ一筋・テーシャッツ」の販売開始。アテネオリンピックで大間出身の泉浩選手が柔道90Kg級で銀メダル獲得。応援していたお父さんが、このテーシャッツを着ていたことで人気爆発。偽物が出るほどで、「マグロ一筋」を商標登録。

 テーシャッツの売れ行きに気をよくし、今度は鯉のぼりならぬ「マグロのぼり」を製作販売。「ニッポン列島マグのぼ化計画」を展開中。

 次から次へと出てくるアイデア満載の地域おこし活動とその元気の良さに圧倒される。大間には、すっごい女(オナゴ)がいたもんだ!
 懇親会は、賢木さんの挨拶でスタート。恒例となった各県持ち寄りの地酒で、身もこころもとろけてしまう。下風呂温泉の料理は、夜も朝もイカ尽くし。大間のマグロは一切出なかった。これは、これでいさぎよい。良い意味でのライバル心が働き、地域の活力に繋がっているように感じる。
 夜は、温泉街と港の巡り歩きの案内があった。参加した人もいたが、私は遠慮させていただいた。
 翌日、せっかく風間浦まで来たのだからと、本州最北端の大間崎まで足を伸ばした。観光バスが何台も止まるほど観光客にあふれていた。さすが、大間である。
 青森に行く機会はあっても、ここまで足を伸ばすのは大変なこと。今回は、ここでめぐみネットワークを開いてくれたことに感謝、感謝である。

今回の参加者名簿
▲ページトップへ戻る