開催日:平成22年7月24日(土)
場所:秋田県北秋田市阿仁打当温泉「マタギの湯」
参加者名簿
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秋田県内陸部の山間を縫うようにして走るローカル鉄道があります。旧国鉄から経営を引き継いだ三セク鉄道の秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)です。全国の多くの三セク鉄道の例にもれず、この秋田内陸線も、沿線人口の減少に伴う乗降客の減少によって継続的な赤字経営に悩まされ、存続の危機に立たされています。しかしながら、沿線にはマタギ文化を始めとする貴重な文化遺産や風光明媚な景観資源など地域の魅力が満載です。そこで、今回のめぐみネットワークは、内陸線を応援するという強い気持ちを込めて、沿線の「打当温泉 マタギの湯」で開催し、この地域の活性化や地域の鉄道存続に取り組んでいる人たちから話を聞くことにしました。(プログラムより)
取材記事:大館新報、北鹿新聞 |
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会員活動報告
「おもしろい、を形にする! 〜 内陸線で元気になるっ。地域・行政ぐるみの活性化運動
〜」
秋田内陸活性化本部 畠山智憲氏
県庁から秋田内陸活性化本部に出向し、秋田内陸線や沿線地域の活性化に取り組んでいる畠山氏は、「第59回日本観光ポスター」で特別賞を受賞したり、ラジオCMの台本やキャッチコピーのコンテストで、FM秋田「コピーライター大賞」を受賞するなど、業界からも一目置かれる存在である。その畠山氏から、内陸線を元気にする様々な取り組みの話を伺った。 |
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講話T
「意識改革 〜33歳女性議員の決意〜」
北秋田市議会議員 佐藤光子氏
北秋田市議会議員の佐藤光子氏は、地元の高校を卒業した後、国土交通省に勤務されていたのだが、地元を元気にしたいとの思いから、公務員を退職し、今春の市議会議員選挙で、見事トップ当選を果たされた若手議員のホープ的存在である。佐藤氏からは、33歳女性議員の決意を話してもらった。
また佐藤氏は、第2部の懇親会にも参加され、夜遅くまで議論されていた。 |
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講話U
「秋田内陸線再生に向けて」
秋田内陸縦貫鉄道(株)代表取締役社長
若杉清一氏
秋田内陸縦貫鉄道の若杉社長は、リクルート出身で、秋田ふるさと村代表取締役専務として、赤字経営が続いていたふるさと村を再生させたほか、田沢湖高原リフトの社長を兼務されるなど、秋田県内の赤字3セク企業の再生に力を注いでいる。
観光にも造詣の深い若杉氏によれば、東北こそ「3ショク・ヒ・ル・ネ」を目指すべきだという。
3ショク:職(産業、仕事、製品、工芸、匠、名工)、触(グリーンツーリズム、祭り、イベント、芸術、学習、体験)、食(地産名産品、B級グルメ、名物料理、食文化)、ヒ:ヒト(知人・友人、ヒト物語、カリスマ、場・機会)、ル:ルート(交通手段、アクセス、連続性、移動性)、ネ:ネグラ(宿泊施設、拠点、値段、居心地の良さ) |
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秋田県文化財保護協会阿仁支部長
戸島 喬氏
プログラムには組まれていなかったが、地元の文化財保護協会の戸島支部長が参加されていたので、阿仁鉱山の歴史について話を伺った。 |
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会場内の様子。
今回は47名の参加者を得ることができた。地元ミニコミ紙の記者も取材で参加し、例年の定例会以上に盛り上がることができた。 |
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第2部懇親会の開会に当たって、西堀会長の挨拶。平成16年から会長職を引き受けていただいた西堀会長だが、今回の定例会をもって辞任されることになった。長い間、ご苦労様でした。 |
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引き続き、総会が開かれ、新会長に岩手県の佐々木幸弘氏を満場一致にて選出。佐々木新会長による乾杯の音頭で、第2部の懇親会がスタートした。 |
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阿仁マタギ 柴田 誠氏
現役で阿仁マタギをされている柴田さんが、特別に参加されていたので、お話を伺った。今、わらび座で公演している「山神様のおくりもの」の演技指導もされているそうだ。真夏のこの時期にこんな格好をしてもらったのは、少々気の毒だったが、懇親会の場を盛り上げてもらって有難かった。 |
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「打当温泉 マタギの湯」の料理。 |
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宴もたけなわ、懇親会は会場を移して2次会へと続く。2次会では、打当温泉で造られた「どぶろく」も追加された。 |
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今回は、車を角館に置いて、打当温泉がある阿仁マタギ駅まで往復内陸線を利用した。往きの車内では、内陸線特製の「阿仁まるごと弁当」をいただいた。車窓の風景を眺めながら、車内で駅弁を食べるのは格別である。 |
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帰路は、急行もりよし号を利用。なかなか、お洒落な車両だった。 |
大館新報の記事 |
北鹿新聞の記事 |
今回の参加者名簿 |
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