表紙写真集(2005年)

秋田の風景 秋田の行事・祭り
・岩見峡・伏伸(ふのし)の滝(秋田市)
・高層のお花畑(田沢湖町)
・初夏の鳥海高原(由利本荘市)
・カタクリの群生(西木村)
・お花畑の門前五社堂(男鹿市)
・春の妖精たち(男鹿市)
・ジュネス栗駒スキー場(東成瀬村)
・大曲の花火2005(大仙市)
・湯沢の絵灯篭祭り(湯沢市)
その他
※写真をクリックすると大きな写真が見られます。
岩見峡・伏伸の滝
岩見峡・伏伸(ふのし)の滝
 秋田市河辺の岩見川上流には岨谷峡や岩見峡といった清流と紅葉の名所がある。中でもお薦めのポイントは岩見峡の伏伸(ふのし)の滝。3段の滝で落差が5メートルにも満たないような小さな滝だが、水量が豊富なため結構迫力があるし、周囲の木々の美しさや、水深の深い川床まで綺麗に見通せる水の美しさなど見所満載である。ここの周辺には「舟作」や「殿渕」と呼ばれる岩見峡の名所も集まっていて、ウォーキングには最適である。いつもの年なら紅葉も終わりかけの時期なのに、今年の秋は暖かいせいか、モミジも緑の葉が多かった。しかし、穏かな小春日和に恵まれ、健康的な一日を送ることができた。(2005/11/03)

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大曲の花火
大曲の花火2005
 5年ぶりに大曲の花火を見に行った。今回は娘の大学後援会秋田県支部のT前支部長の計らいで、大学本部事務局の人たちと一緒の花火観覧となった。台風の影響による風雨が心配されたが、この日の大曲は快晴で絶好の花火日和。風がなく花火の後、煙が留まってしまうのが残念ではあったが、桟敷席で見る花火は最高で、打上げの大音響を身体全体で感じることができた。難点は花火に近すぎて写真がうまく撮れないってことかな。まあ、これも良い写真が撮れなかった言い訳に過ぎないのだけれど。今年の観覧者数は65万人だったそうだが、相変わらずすごい人出である。今回は電車で行って、美郷町に泊まって翌日帰ってきた。当初泊まりだから車で行くことも考えたが、案外、これが正解だったかもしれない。(2005/08/28)

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湯沢の絵灯篭祭り
湯沢の絵灯篭祭り
 ふっと思い立って、湯沢の伝統的な七夕行事、七夕絵灯篭祭りに行ってみることにした。湯沢までは高速を使って1時間でいける。夜の祭りなら、日中の用事を終えてから、ふらっと出向いても十分間に合うのだ。この日、高速の湯沢インター付近は気温が37度と表示されるほどの猛暑。夜になっても外は暑さでムンムンしている。それでも暗闇のなかに浮かびあがる艶やかな美人画は、暑さを忘れさせてくれるほど美しい。湯沢の目抜き通りには大小300あまりの絵灯篭が飾られていたが、どれも色っぽい着物姿の美人画ばかりで、見るものを魅了する。秋田の七夕行事というと竿燈祭りがあまりにも有名だが、湯沢の絵灯篭祭りも情緒があっていいものだ。それに、通りを歩く浴衣姿の地元のお嬢様たちが、絵灯篭の美人画とマッチしていて、これもまたいい。そうだ、湯沢は秋田美人の発祥地でもあったのだ。詳細はこちらのページで。(2005/08/07)

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秋田駒ケ岳
高層のお花畑
 7月23日、夏休み最初の土曜日に高山植物の宝庫、秋田駒ケ岳を訪れた。秋田駒ケ岳を一言で表現すると「高層のお花畑」ということになるだろうか。6月から8月までの間なら、いつでも様々な高山植物が訪れる者を優しく出迎えてくれる。その種類の多さ、数の多さ、どれをとっても他の山を凌駕する。しかも8合目まではバスで行くことができ、山頂直下の高層湿原阿弥陀池まで1時間の道のりである。途中に危険な場所もなく家族連れでも楽々登山が楽しめる。それでは物足りないという健脚向きには、乳頭までの縦走コースもある。こちらは、秋田・岩手の県境の稜線上に高層湿原が次々と現れ、まさに天上の楽園を歩いているような気分を味わえる。最近は、手軽に高山植物を味わえるとあって、少々オーバーユースの嫌いがないでもないが、是非訪れてもらいたい場所の一つである。登山のあとには、乳頭温泉を始めとして麓には温泉も数多くある。登山の疲れを温泉で癒すのはまた格別である。
(2005/07/31)

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鳥海高原
初夏の鳥海高原
 5月最終の日曜日(29日)、妻を連れ立って南由利原高原にわらび採りに出掛けた。午後から仕事が入っている妻の日程に合わせ、朝6時前には自宅を出発。早朝のドライブのせいか、思いのほか車はスムーズに流れ、予定よりも早い約1時間で目的地に到着できた。天気は快晴。まだまだ雪をかぶっている鳥海山が綺麗に朝日に輝いている。眼前一杯に広がる鳥海山の神々しい姿を見て、思わず足を留め展望台に向かった。鳥海山の写真を撮り終え、ふと駐車場脇の斜面を見ると、そこにも大きなわらびが生えている。幸先のよいスタートに思わず顔もほころぶ。場所を変え、それから2時間余り。9時過ぎにはスーパーのビニール袋一杯のわらびを抱えて帰路についた。満足の朝仕事であった。
(2005/05/29)

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カタクリ群生
カタクリの群生
 大学生の娘が連休に帰ってきた。今年は桜の開花が遅れたこともあって、角館の桜がちょうど見頃だという。そこで、娘を連れて妻と3人で角館の桜と西木のカタクリを兼ねて花見に行ってみた。角館武家屋敷の枝垂れ桜は散り始めて葉っぱの方が目立つ状態だったが、桧木内川堤のソメイヨシノと西木のカタクリは、今がちょうど見頃になっていた。カタクリの群生は県内にもいくつか見られるが、西木村の群生は面積といい、その密度といい、他を圧している。これも人が手をかけて手入れをしているからだと思う。この風景はいつまでも大事にしたいものだ。(2005/05/04)

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男鹿半島門前五社堂
お花畑の門前五社堂
 またまた、春を求めて男鹿半島の門前五社堂に出掛けた。前回(4月2日)のときも、キクザキイチゲや福寿草などの春を告げる花々が咲いていたのだが、今回の場合は花の密度が違う。カタクリがほぼ全山といっていいほど群生して咲き誇っていた。登山者に踏みつけられながらも、あふれんばかりに登山道にまで咲いている姿は、ある種の感動さえ覚える。今回は、男鹿三山の毛無山の山頂を目指したが、どこまでも続く花の登山道に、疲れも癒される思いだ。山頂付近はまだ雪道だったが、雲一つない好天に恵まれ、最高の一日だった。ただ一つ残念だったのは、カタクリやキクザキイチゲなどの花々を採取している人たちが何人も見られたことである。しかも、その人たちは何ら悪びれることなく、採った花を抱えながらボクに挨拶を交わしてくる。登山道入口には、国定公園内なので花は採らないでくださいという注意書きがあるのにである。こういう人たちが増えれば、早晩この山から花が消えてなくなるのではないかという危惧を覚えた。山の花はみんなのものだから、どうか採らないでもらいたい。切にそう願う次第である。
(2005/04/16)

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福寿草
春の妖精たち
 今年の冬は長かった。今週になっても雪が舞い散る寒さ。乳頭山では吹雪で43人もの中高年登山者グループが遭難するという事故も起こった。しかし、さすがに4月の声を聞くと、スプリング・エフェメラルと呼ばれる春の妖精たちに出会いたくなる。男鹿半島ならば、そろそろ福寿草などの春を告げる花々に出会えるかもしれない。そう思って、門前の五社堂まで出掛けてみた。居た、居た。キクザキイチゲにフクジュソウ、オウリンなどの花々。今日は天気も良かったので、毛無山から本山にかけて、お山かけでもしてみようかと山頂を目指したが、さすがに上の方に行くと、まだまだ雪が残っている。歩きにくいことこの上ないし、雪だと花も生えていないので、途中で引き返すことにした。去年は3月下旬にはすでにカタクリの花も咲いていたのだが、今年はまだ葉っぱもほとんど見なかった。やはり、今年の春は遅れている。(2005/04/02)

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ジュネス栗駒スキー場
ジュネス栗駒スキー場
  娘の大学には、在学生の親たちの会である後援会という組織がある。その後援会秋田県支部の幹事(事務局)を引き受けることになり、前幹事との引継ぎが横手で行われることになった。せっかく横手に行くのなら、ジュネス栗駒でスキーを楽しんでみようと思い立った。横手駅前のプラザホテルに宿を取り、約1時間かけてジュネス栗駒に向かう。深々と雪が降り積もる天気で、滑っていると唯一露出している頬が突き刺すように痛い。リフト5時間券を買ったが3時間も滑らずに切り上げて、ゲレンデ内のホテルの温泉に浸かった。スキーの楽しみは滑った後の温泉にあるといっても過言ではない。芯から冷え切った手足の隅々から、ピリピリと刺すように温泉の成分がしみ込んでゆく。その感覚の心地良さ。あー、極楽、極楽。スキーは何と言っても温泉に限る。(2005/02/12)

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