RUMIKOの読書日記

2018年
カウンター設置 2003/02/11

 

4月8日(日)

2冊目にアップする「羊と鋼の森」を車中で読み終わって、クリスマスローズで有名な市内下浜のお寺の裏山を上がるところでかもしかさんに出会ってしばらくにらみ合いという名の交信。たいていかもしかさんはすぐ逃げるからこんなに長く対面するのは珍しい。本の余韻ですてきなひととき。

「セカンドライフ、はじめてみました」 bonpon 大和書房 ¥1400
いつも私にフレッシュな情報をインプットしてくれるアンテナピピピの友人Oさんより借り。著者のご夫妻は友人のご主人の元仕事仲間、とのこと。リンクコーデというパキパキのペアルックよりゆるいペアのコーディネイトでインスタ人気のお二人の暮らしぶりを描いた一冊。服のコーデだけではなく秋田のうちを処分して新しく住み始めた仙台での暮らしぶりや第二の人生設計などが描かれていて退職したばかりの夫と私のこれからにも参考になりそうで興味津々。


「羊と鋼の森」 宮下奈都 文春文庫 ¥650+税
映画にもなるし、本屋大賞他トリプル受賞の文庫化、というくらいだから読みやすいのは当然。調律師の外村君が成長してゆく物語を同世代の双子の依頼者(の一人)がピアニストとして一歩を歩み出す交流、先輩との関わりを描いて爽やかな読後感。調律師が主人公、と聞くと特殊技能や特別な耳の持ち主と思いがちだが解説のp269(3人の先輩たちは)「おそろしく繊細で神経質で聡明だ。その鋭すぎる感覚を、音を整えるという仕事に注いで、人生のバランスをとっている」という捉え方はすべての仕事にあてはまるのではないだろうか。tyぷ率の目指すところを先輩が原民喜の文で表現する下りを読んで「スコーレNO.4」を娘から借りたイメージが若い人だと思っていたが1967年生まれ、と分かって納得。

3月24日(土)

「心を鍛えるヨーガ」 番場裕之 NHK出版 ¥660
と値段は書いたが、実は絶版になっていてアマゾン買い。著者は(金)ヨガ先生の師匠の息子さんで今は主催者となっており、先日も研修会のため先生も上京していたとか。先生も「ヨガを習っている人だからこそ理解できることが書いてあるから是非読むように」と勧められたが、まさに呼吸法や生き方の根本など納得、参考できて買えなかったサークル仲間で回し読み。私の新しい学びは「うなじを上げる」姿勢の取り方。手元に置いて何度でも読みたい一冊。娘からプレゼントされたロフトのヨガログノートも去年やっと全部書き込めたので併せて学べていいヨガ環境。


「奇跡の人」 原田マハ 双葉文庫 ¥722
目、耳、声が不自由な三重苦の少女と導く女教師の物語とは新聞広告で分かっていたが読んでびっくり!主人公と少女の名前まであの・・・しかもいいのか?このタイトルのままで?
のでもちろんストーリーは少女の見違える成長ぶりと二人の心の交流でハッピーエンド、というのも例の本と同じ。
舞台を青森にしてイタコ、ボサマと言われる盲目の角付け芸人も登場させて当時の障碍者の生業と差別社会を描いたところは物語に厚みを持たせているが、いいのか?この本出版して?とどこまでも幼い頃読んでた歴史偉人伝や子供が読んでた漫画歴史物語への思いが疑問となってふくらむとともに数年前NHKでやってすごく楽しく見ていた同名の素敵なドラマを思ってしまう。

2月6日(火)

「鏡の法則」 野口嘉則 総合法令 ¥1050
ヨガの先生お薦めの本。実例として親子関係の悩みを当事者自身と親との関係の結びなおしからひも解く。全ての人間関係の滞りは実は自分の心の持ちようにあることを平易に解く本。p70「人間の問題を根本的に解決するには、自分の心の中の原因を解消する必要があります。


「服を買うなら捨てなさい」 地曳いく子 宝島社文庫 ¥600
話題になった本が文庫化。「フランス人は服の数が少ない(10着しか持たないんでしたっけ?)」的な本の日本版だけど「買い足し」より「買い替え」で定番服をアップデート、という主張はアラ還女子のおしゃれ心を安定させてくれると思う。さぁ、春から!今のモチベーションのうちにやればいいんだろうな・・・(泣)手元に置いて時々開くと整理心を刺激されGOOD

2月2日(金)

今年もよろしくお願いします。なんかもう二月になってしまいました!厳しい寒さですがやっとお日様が顔を出し、それだけでも陽射しが春を予感させますね。一月は築54年の実家耐震工事のため娘の出産手伝い以来の長い滞在、家具や荷物を処分、使う物は二階に運、を延々と続け、ヘルパー時代の会話を駆使して円満にものを捨てる忍耐力を発揮しました。足腰鍛えていてよかった・・・じゃないと二階往復はきついです・・・母が生きている内に使いやすく少しでも地震に強いうちにしてやれて良かった。おばあちゃんをその気にさせた娘達の助言と協力に感謝、一部資金援助してくれる夫にも感謝です。

「サラバ!」上¥630中¥620下¥610 西加奈子 小学館文庫
37歳になった歩君の長い物語。又吉さんの解説¥289「家族という最小の共同体で得たものを持って、社会に出ていく」ことで「生き方に反映され、(中略)家族に対する反応の仕方や癖は、そのまま他者との関わりにおいても発揮されることになる。」と言っているが、娘二人が伴侶を得た今、それぞれの個性は成育歴になってるんだなぁ、と実感してる。姉や母を常に意識しながら成長してゆく歩君、穏やかなイケメンだったはずなのに30代を超えた下巻ではきちんと社会に出ていない劣等感に苛まれ続ける。35歳の彼女が結婚出産を示唆(p61)した時も「僕はそのどれからも逃げていた。」しかし歩君の性格まで変えてしまうほどエキセントリックな姉の方は結婚して夫と帰国、歩君に今流行の『課題の分離』を気付かせる(p145)そして東日本大震災、アラブの春を経て再会した親友だったヤコブの方はきちんと家族を養う『大人』になっていてまたまた劣等感に・・・でもその後の再生の過程はあとのお楽しみ・・・・


「君たちはどう生きるか」 吉野源三郎 マガジンハウス ¥1300
ご存知今や売り上げ200万部突破!お正月に暇な誰かが読むかな?と思って買っちゃいました!はるか中学生の頃に読んだけど、今漫画と文章でリバイバル!大いに話題になってますね。タイトルがベタで買うのが恥ずかしいという人も多いでしょうけど、『思春期にいてほしい親じゃない大人の存在って実はスパイス』という私の思いにも通じていてナイス!今度はこちらがそんな大人になりたいものです。


「雪煙チョイス」 東野圭吾 実業之日本社文庫 ¥648
殺人の疑いをかけられ、アリバイを求めて友人と逃亡した竜実はタイムリミットまでにアリバイとなる『女神』を見つけることができるか?をベースにしつつ、既刊の「白銀ジャック」「疾風ロンド」の流れをくんでいる一冊。成長してきた孫が今冬ゲレンデデビューするみたいなので拙く滑る姿も舞台に置きながら読み。今後も続くであろう雪山シリーズの登場人物の未来も楽しめる。ということで、さて、今回のカップルは?


「妻が椎茸だったころ」 中島京子 講談社文庫 ¥550
泉鏡花賞受賞、とのことだが耽美的というよりは『ちょい怖』な短編集。地味目な日常を描いてるがラストでどれも『ちょいざわわ』「藤篠猿宿パラサイト」のp139では青森の戸来村も出てくる。知ってる?キリストの墓がるという伝説の村。

12月6日(水)


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